5七銀型三間飛車
- 管理人
- 2017年4月9日
- 読了時間: 2分
囲碁将棋部の公式Twitterで紹介してもらったので、初心者用記事の更新。
囲碁の記事を書いてくれる人も募集しています(切実)。
今回は5七銀型三間飛車の紹介です。
昨年の倉敷藤花第2局では5七銀型の四間飛車が現れました。
6七ではなく、5七に上がる最大のメリットは左銀を玉に近づけやすいこと。

図1
特に持久戦では図1のように4六まで上がった銀が攻守に活躍します。

図2
序盤における居飛車側の駒組みの注意点としては図2で△8五歩を突くこと。
例えば△6二銀などと指すと、すかさず▲7五歩△8五歩▲7六飛で石田流にできます(図3)。
石田流にされてダメということはないもののなるべく相手に選択肢を与えない方が良いです。

図3
三間飛車側は飛車が6八にいないことを活かして、銀を中央に上がっていきます。

図4
引き角から飛車先交換を狙う図4のような局面に対しては・・・

図5
△8六歩▲同歩△同角におなじみ▲8八飛(図5)と回れば△7七角成には▲8二飛成と飛車を素抜くことができます。
この筋は振り飛車を使うといろんなところで出てきますので知らなかった人は覚えておくと役に立ちます。
そうして急戦なら図6、持久戦なら図7のような陣形を目指します。

図6

図7
基本的な方針としては急戦では左金を使って相手の攻めを受け止める。
持久戦では左側を焦土化して、角を右に展開したり、飛車を中央に振り直して活用を狙います。
通常の四間飛車に比べるとそこまでメジャーな戦型ではないので、事前に研究しておけば相手を出し抜ける可能性が高い、オススメの戦法です。
ちょっと長くなってしまったので今回はここまで。
また管理人の実戦譜がとれたら続きを掲載します。
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