運命は勇者に微笑む
昨日、羽生竜王が稲葉八段を破り、今期の名人戦挑戦者に決定しました。 名人戦の挑戦者決定は通常、A級棋士による総当たりリーグ戦の結果で決定されますが、今回はその結果が6勝4敗で6人が並ぶという、6人プレーオフトーナメントとなり、誰が出てもおかしくない状況でした。...
管理人
2018年3月21日
桂頭の銀、定跡なり
桂馬は足が速く、一気に2マス前方に進むことができます。 そして桂馬を持ち駒にしての端攻めはかなりの脅威となります。 相手が桂馬を打って攻めてきたら、その桂の頭(前方)に銀を打ってみましょう。 そうすれば、桂馬の行き先2カ所を銀の斜め後ろへの利きでカバーすることができます。...
管理人
2018年3月11日
入玉とは何か?
長期戦において、ときどき「入玉」がみられることがあります。 入玉とは自分の玉が相手の陣地に入ることで、対抗型よりは相居飛車、相振り飛車でよく見られるかと思います。 なぜ入玉をするかというと、単純にそちらにしか逃げ道がないというのもあるでしょうが、駒の利きが後ろには届きにくく...
管理人
2018年3月10日
大駒は離して打て
詰め将棋のコツに「大駒は離して打て」というのがあります。 近くからではなく、離して打つことで、相手が合駒をしてきたときにその駒をとる筋が生じるからです。 何も詰め将棋に限った話ではなく、実戦でも離して打つことで相手が合駒をしてきたときに、その駒の利きに入らず、打った駒がすぐ...
管理人
2018年3月3日
開戦は歩の突き捨てから
いよいよ2月も終わりですね。さあ、来月は大会だ! さて、将棋を指してみると、あとになって「この歩をついておけば良かった」と思うことが多々あります。 本格的な戦いが始まってしまうと、歩をぶつけても相手はとるかとらないかを選ぶことができてしまうからです。...
管理人
2018年2月27日
桂の高跳び
桂馬(桂)という駒は2マス先に進める便利な駒です。 ただし、あまり序盤にはねると、歩兵(歩)でとられてしまう危険があります。 これを「桂の高跳び歩のえじき」と呼びます。 桂は角行(角)と同じく、頭(前方)に利きがないので、歩によってとられやすい駒です。...
管理人
2018年2月26日
銀の割り打ち
銀将(銀)という駒は前方と斜め前2カ所、斜め後ろ2カ所の5カ所に動ける駒です。 銀を相手の駒の斜め後ろへ打ち込み、斜め後ろへの利きを使って両取りをかけることを銀の割り打ちと呼びます。 典型的には、斜め後ろに進むことができない金や飛車といった駒を狙って打ち込みます。...
管理人
2018年2月25日
思い出の棋書
管理人は今までに数十冊の将棋関連書籍を購入してきました。 その中で初期から特にお世話になったのが鈴木大介先生の「パワー中飛車で攻めつぶす本」(浅川書房)です。 パワー中飛車とは鈴木先生の命名で、今で言うところの先手中飛車のことを指します。...
管理人
2018年2月24日
囲いのリフォーム
一時、リフォームという言葉が将棋界で流行ったことがありました。 矢倉囲いや美濃囲いなど、玉の囲いは形に応じてたくさんの種類に分類されます。 しかし、終盤玉を詰める段階に入ると、たちまちにその美しい形は壊れてしまう。 ゆえに、崩れた囲いに手を入れて、堅い形に戻してあげるという...
管理人
2018年2月22日
「さばき」について
今週のアニメ「りゅうおうのおしごと!」は主人公あいちゃんの「さばき」がPushされていました。 また、棋界には「さばきのアーティスト」の異名を持つ久保利明先生がいらっしゃいます。 この「さばき」とはなんでしょうか。 「さばき」とは簡単に述べると駒の効率を良くすることだと管理...
管理人
2018年2月21日