棋王戦最終局
今年度最後の大一番となった棋王戦最終局は渡辺棋王が防衛し、幕を閉じました。 近年の棋王戦はあまり観戦できていなかったのですが、昨年の千田先生に続き、今年も永瀬先生と若手実力者の挑戦者を迎え、フルセットの末防衛という形になりました。...
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2018年3月30日
二枚替えなら歩ともせよ
管理人です。新年度管理人が決まったようですので、追々移行していきます。 さて、今回は駒の損得の話です。 一般に玉を除く駒の価値は、飛車>角>金>銀>桂馬>香車>歩のようになるかと思います。 ただし、進んだ先に絶好手がある場合、桂馬や香車の価値はぐんと上がります。...
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2018年3月29日
一歩持ったら十字飛車
歩にまつわる格言として、「三歩持ったら継ぎ歩と垂れ歩」というのがあります。 継ぎ歩は相手の歩の前に歩を打つこと。 敢えてとらせることで、もともと相手の歩がいた空間にこちらの歩を打てるようになります。 こうして敵陣すぐのところに打った歩を垂れ歩と呼びます。...
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2018年3月28日
角のレーザービーム
角は遠方から利きを直射させることで、ときに一気に終局まで持っていける可能性を秘めています。 そんな角の遠方からの利きをレーザービームと呼ぶことがあります。 居飛車穴熊に対する特効薬としてよく使われる「藤井システム」などがよくわかる例でしょうか。...
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2018年3月27日
りゅうおうのおしごと!
おはようございます。管理人です。 さて、アニメ「りゅうおうのおしごと!」がついに最終回を迎えました。 昨年の夏から、「1月になんか始まるらしいな」と注目していたのですが、こんなにはまるとは思ってもみませんでした。 今までの将棋を題材にした作品は、タイトルをとることをゴールに...
管理人
2018年3月26日
三桂あって詰まぬことなし
終盤戦では、気付かないだけで、意外と敵玉が詰みルートに入っていることがあります。 特に桂馬の動きは一度に二ヶ所を押さえられる分、強力です。 そんな時は、「三桂あって詰まぬことなし」なんていう格言がとびだすものですが、実際は桂馬三枚だけではなかなかという場面も多く、いつもあて...
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2018年3月26日
銀多伝、金無双
早寝早起きが習慣の管理人です。 今日は駒の配置について。 銀は横に動けない駒なので、横っ腹に金などを打ち込まれて張り付かれると、意外と脆かったりします。 その弱点を補える、銀を縦に並んだ形を銀多伝と呼びます。 二枚落ち(上手が飛車と角を落とした駒落ち将棋)では、二歩突っ切り...
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2018年3月24日
顔面受け
玉自らが上がるなどして受けに回ることを、顔面受けと言います。 顔面受けは、玉が危険地帯におびき出されるという意味でリスクを伴います。 しかし、それしか受けがない場合や、ここをしのげば相手の攻めが切れる(攻めが続かなくなる)という場面では、最善手ともなりうるでしょう。
kpumigoshogibu
2018年3月23日
5五の位は天王山
PC開くのが面倒なときは、スマホアプリから投稿しています。管理人です。 ゴキゲン中飛車が流行っていた頃は、5五の位(歩を五段目に進めること)を手軽にとれるという事がメリットとして挙げられました。 5五の位は天王山と呼ばれ、盤面全体を支配するのに重視されていたからです。...
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2018年3月23日
運命は勇者に微笑む
昨日、羽生竜王が稲葉八段を破り、今期の名人戦挑戦者に決定しました。 名人戦の挑戦者決定は通常、A級棋士による総当たりリーグ戦の結果で決定されますが、今回はその結果が6勝4敗で6人が並ぶという、6人プレーオフトーナメントとなり、誰が出てもおかしくない状況でした。...
管理人
2018年3月21日