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運命は勇者に微笑む

  • 管理人
  • 2018年3月21日
  • 読了時間: 1分

昨日、羽生竜王が稲葉八段を破り、今期の名人戦挑戦者に決定しました。

名人戦の挑戦者決定は通常、A級棋士による総当たりリーグ戦の結果で決定されますが、今回はその結果が6勝4敗で6人が並ぶという、6人プレーオフトーナメントとなり、誰が出てもおかしくない状況でした。

その中で、勝ち上がってきた豊島八段と前期挑戦者で待ち構えていた稲葉八段とに勝って佐藤名人への挑戦権を獲得した羽生竜王。

A級順位戦最終局の前はこんな展開は全く予想できませんでした。

そもそも、A級などの順位戦は、A級、B1級、B2級、C1級、C2級とあり、1年間のリーグ戦で良い成績を残した上位者のみが次のクラスへ昇級、成績が悪いと降級という形になっています。

そのため、今期C1に昇級した藤井六段が名人になろうとすると、最短でも3年かけてA級に到達し、1年かけてA級棋士相手に最多の勝利を収め、名人戦で先に4勝する必要があるという途方もない、道のりになります。

いつでも最高の実力を発揮できる棋士に贈られる称号が、「名人」というところでしょうか。

「運命は勇者に微笑む」とは羽生先生の言葉で、勝負事においてはときに大きなリスクを背負っても鋭い踏み込みを見せた方が、良い結果を招くことがあります。

4月11日からの名人戦、どちらに将棋の神様が微笑むのか、要注目です。

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