囲いのリフォーム
- 管理人
- 2018年2月22日
- 読了時間: 1分
一時、リフォームという言葉が将棋界で流行ったことがありました。
矢倉囲いや美濃囲いなど、玉の囲いは形に応じてたくさんの種類に分類されます。
しかし、終盤玉を詰める段階に入ると、たちまちにその美しい形は壊れてしまう。
ゆえに、崩れた囲いに手を入れて、堅い形に戻してあげるというのがリフォームです。
例えば、もともと囲いの駒があった場所に持ち駒を打つ、離れている駒(離れ駒)や役に立たずに遊んでいる駒(遊び駒)を囲いにくっつける、といった手段があります。
どんな堅い囲いでもだいたいそうなのですが、特に穴熊では常に金銀3枚の囲いをキープするのが容易に崩されないコツだと言われています。
将棋で勝つためには、相手の指したい手をつぶし、楽をさせないことが重要です。
リフォームをかけることで、相手の一直線の読みを外し、攻めを頓挫させるのは受け将棋の醍醐味といって良いでしょう。
Comments