【実戦譜】角交換振り飛車
- 管理人
- 2017年10月9日
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つれづれなるままに今回は棋譜解説でもしませいと思います。
9月の部活の際に管理人と1回生の児玉くんの将棋で面白い棋譜がとれたので、スマホアプリ「ぴよ将棋」の図を交えて解説していきます。

↑角交換して桂をはねさせている点、端を詰めている点は先手のポイント。
5六角は生角だが、3四の歩をとれば、後で3四の空間が傷になりやすい。

↑後手は4四に角を据えてから銀を繰り出して反撃。
局後検討では、ここで7五歩から飛車のコビンを攻めてどうかとしていたが、同歩同銀に7八飛からさばけば先手十分。

↑6八飛は疑問手。次の5四歩が逸機で5五銀から角をいじめれば、はっきり後手が良かった。
実戦は6六歩から7八に角を引く手が間に合って事なきを得た。

↑数手進んで、5六歩で銀が捕まって先手有利に。
このあとは桂をとって3四桂の筋が決め手になった。
ざっとこんなもんですが、角交換振り飛車はいかにスキの無い陣形をつくるか、持ち角をどう活かすかが重要になってきます。
今回先手は歩得を果たすために生角を打っていますが、後手のように角のレーザービームで飛車を狙うのも実戦でよく現れる形です。
いずれにせよ、手詰まりになりやすい将棋なので、持ち角を使って有効な手作りを狙っていきましょう。
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